「第4回アルタイ交流舎サロン」(2024年6月7日)終了

6月7日、第4回アルタイ交流舎サロン「中央アジア・サマルカンドのアフラシアブ遺跡から出土した壁画 ――7世紀半ばのソグドと唐帝国――」、無事に終了いたしました。

今回の話題提供者は影山悦子さんで、レジュメにわかりやすく話をまとめてくださり、またスライドでもさまざまな写真や図・地図、ビデオを見せてくださって、参加者の中に実際にサマルカンドに行ったことがある人は少なかったのですが、そういう方々にもアフラシアブの壁画に親しみを持っていただけたようでした。終了後のアンケートではサマルカンドに行って壁画を見てみたい、というような感想もありました。

アフラシアブの壁画は現存しない部分も多いのですが、残された部分から研究者たちが慎重に試みている復元の成果を、まとまった形で今回知ることができました。まだまだ未解明のところも多く、そのひとつの例として、壁画に書かれた「朝鮮使節」の問題が取り上げられていました。

今回、話題提供者も含め24名でサロンを実施することができ、会場が狭く感じるほどでした。「サマルカンド」「ソグド」といったテーマは人気があることを、実感できました。

アルタイ交流舎の次回のイベントは、7月13日(土曜)、ユーラシア民族誌映画を見る会 「中央アジアの女性と宗教 ――映像人類学者・和崎聖日さんをお迎えして――」です。詳細は追ってお知らせいたします。